JavaFX言語の入門書「JavaFXプログラミング言語の基礎」を書き始め、まだ第1章だけですがWebページで公開しました。
そこに載せている見本コードの動作確認をしていて分かったのですが、NetBeans用JavaFX追加接続プログラム(JavaFX 1.0相当版:JavaFX 1.0バージョン1.4.3、JavaFX SDK for Windowsバージョン1.3.3)の日本語表示には、まだ未修正の不具合があります。
これは、以前の投稿で記したものですが、標準出力に日本語文字列を表示するようなプログラムを一括変換すると誤りが発生するというものです。同じプログラムを、JavaFX 1.0 SDKのjavafxcでコマンド行から一括変換すると正常に変換でき、日本語が表示できます。したがって、Windows上で動作するNetBeans用JavaFX追加接続プログラムの標準出力への日本語表示に、問題が残っているようです。ちなみに、枠付き窓に日本語が表示できない不具合は、修正されています。
話は変わりますが、以前から、JavaFX言語は、表現力が高いばかりでなく、初心者がプログラミングを習得するのにも適した言語であると思っています。Java言語ですと、何はともあれ、「class」を定義しなければなりません。そこで、クラスとは何なのかの話をいきなり始めるか、「とりあえず、おまじない(?)と思って記述してください」と、クラスに関する説明を後回しにするかの選択をしなければなりません。
いずれにしても、説明する方も、また説明される方もあまりすっきりしません。
その点、JavaFXなら、println()関数の説明をするぐらいで「Hello world!」プログラムが書けますので、話が簡単です。また、JavaFX 1.0では、データ型の推定機能が復活しましたので、その点でもプログラミングが楽になります。しかも、動画や多重媒体応用プログラムが簡潔に書けるまでになります。
「JavaFX言語でプログラミングを学ぶ」といった講座が一般的になる、そんな日が早く来るといいのですが。
2008年12月13日土曜日
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2 件のコメント:
ファイルのエンコーディングとNetBeansのデフォルトエンコーディングが食い違っているため日本語が出ないようです。
以下のページにとりあえずの対策を書きましたので、ご参考になさってください。
http://gihyo.jp/dev/serial/01/javafx/0002?page=4
ちなみに、Preview SDK の JavaFX Plugin は日本語出ましたよ。
教えていただいたWebページにしたがって、「project.properties」ファイルを変更したところ、標準出力にも、枠付き窓にも日本語が表示できるようになりました(コマンド行から実行したときの原始ファイルは、Windowsのメモ帳で既定の文字コード設定で保存していたため誤りにならなかったんですね)。
JavaFX追加接続プログラムの不具合修正が公開されるまでは、この手で回避することができそうです。
ちなみに、「枠付き窓には日本語が表示できる」と書きましたが、あれは、下見(preview)機能を使った場合の話で、企画を実行する(Run Project)と文字化けしました(下見で文字化けしない理由も同様ですね)。
大変参考になりました。ありがとうございます。
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